鍼灸って何をやるの?
こんにちは。
相模原市緑区橋本駅徒歩2分の鍼灸院、はりきゅうマザーステラの鈴木です。
あなたは鍼灸に対してどのようなイメージをお持ちでしょうか?
一口に鍼灸といっても様々な考え方、鍼や灸の使い方があるので、まとめてこのようなものですと言うことができません。
ここでは当院で行っている鍼灸の考え方、鍼や灸の使い方をお伝えします。
そもそも鍼灸とは
鍼灸(しんきゅう)は、「はりきゅう」や「針灸」とも言われ、金属の細い鍼(はり・針)ともぐさを使った治療法です。
一般的に鍼灸治療を行う人を鍼灸師と呼びますが、鍼灸師という資格はありません。
「はり師」と「きゅう師」ふたつの免許を持っている人を鍼灸師と呼んでいます。どちらか一方の免許しか持っていない人もいますので、その場合鍼と灸を併せて施術することはできません。
当院の鍼灸
当院の鍼灸は基本的に東洋はり医学会の脉診(みゃくしん)流経絡治療です。
- 人の身体には生命エネルギーを循環させる経絡(けいらく)があり、その内外を気血(きけつ)が流れている
- 経絡は五臓六腑につながってバランスを整えている
- 気血の流れが悪くなり、経絡のバランスが崩れることで症状が現れる
- 鍼と灸は気の流れを整えるための道具である
- 脈と皮膚の状態で気の流れをうかがう
という考え方で病態を把握して施術していきます。
現れている症状に関係なく、その人の身体の状態からバランスが崩れている経絡をみつけて鍼と灸で気の流れを整える治療法なのです。
施術中、鍼から手を離しません。
テレビやネットでよく目にする画像で、鍼をたくさん刺しっぱなしにしてハリネズミのようになっているのがありますが、あのような状態にはなりません。
鍼は皮膚に接触させて無理に刺入しません。必要な場合には鍼が勝手に入っていきますので、鍼の動きに任せます。
灸は皮膚に直接載せますが、最後まで燃やさず8分程度で火を消します。
具体的な施術の流れ
まず、手足の皮膚の状態、お腹の皮膚の状態からどこの経絡に変動があるかを判断します。次に脈を確認してどこにどのように鍼をやっていくのかを決めます。
方針が決まったら主に肘から手先、膝から足先のツボ(経穴)を使って鍼をやっていきます。
鍼は皮膚に接触させるだけで、無理に刺入しません。必要な場合には鍼が勝手に入っていきますので鍼の動きに任せます。
ひと鍼毎にお腹と脈を確認しながら経絡全体のバランスを整えて行きます。
バランスが整ったところで頚周り肩周りを整えて行きます。さらに背中・腰・下腿の表面を整ます。皮膚の表面を整えていきますので、鍼はほとんど皮膚に接触させません。施術される側では皮膚をなでられているような感覚です。
硬いこりなどはに灸を使って緩めていきます。
最後にお腹と脈を確認して終了です。
施術時間は30分程度です。
まとめ
当院の鍼灸は東洋医学的な視点での鍼灸で、身体に大きな負担をかけません。
特に敏感な方には刺さない鍼を使い、施術後に身体がだるくなることのないよう配慮しています。
施術後変化を感じることもありますが、2~3日かけてじっくり変化することが多いようです。
数ある鍼灸院から自分に合った鍼灸院を見つけるヒントになれば幸いです。