院紹介・アクセス
店舗詳細
院長プロフィール
こんにちは! はりきゅうマザーステラ院長の鈴木敏之です。
はりきゅうマザーステラは看板もない、マンション7階の目立たない隠れ家的治療院です。お気軽にお問い合わせ・ご相談ください。
東洋はり医学会会員 日本鍼灸師会会員
出身地:青森県生まれ宮城県育ち
血液型:O型
電気通信大学電気通信学部卒
東洋鍼灸専門学校鍼灸あん摩マッサージ指圧科卒
鍼灸学校卒業後、出張専門として臨床に従事
平成25年4月治療院開設
私が鍼灸院を開院した理由
今になって思えば、子供の頃から人体には強烈なパッションを抱いていたように思えます。
お医者さんごっこをよくやっていたようですし、家にある百科事典を引っ張り出してきては、人体解剖図を食い入るように眺めていたりしていました。 それが昂じて、大学受験の頃には医学部受験を考えましたが、自分の実力に気づき、あえなく断念してしまいました。
学生時代には、思い起こすと、現在のこの仕事に従事するきっかけとなった出来事がありました。 それは3年生の夏、交通事故(同じ学校の学生が運転する車にはねられました)でむち打ち症になったことでした。
しばらく整形外科に通いましたが、首の痛み、違和感が取れずに、なすすべもなく、数年間苦しみました。 その苦しみから解放されたのが、あるあん摩マッサージ指圧師との出逢いでした。
彼女の治療は、首だけではなく全身を治療していくもので、治療だけではなく普段の生活で気をつけることなど、精神面でも私を支えてくれました。そのおかげで快方に向かい、大きな苦しみから解放されたのでした。
のど元過ぎれば熱さ忘れるの言葉どおり、このことも忘れて4年生になっていました。 何らかの形で医療に関係したいと思っていたのか、電気系の学部を卒業したにもかかわらず、製薬会社の営業、いわゆる医薬情報担当者(MR。当時はプロパーと呼ばれていました)の職に就きました。
お付き合いのある医療機関のかなりの部分まで入り込むことができ、当初は結構楽しんで仕事をしていました。
しかし、年月を経るに従い、見えなくても良いような面が目に付くようになり、人間不信のような精神疾患一歩手前まで、精神状態が悪化していきました(当時担当していた精神科のドクターにも、「お前、おかしいよ。この仕事向いてないんじゃない?」と言われていました)。
そのドクターの言葉もあって、社会人をやりなおそうと思い、今度は人間とはあまり対峙することのない、機械相手のエンジニアとしてスタートしました。
ひょんなことから気の世界に入り込むようになり、気を通して自分の身体のことから、人間の身体のことに再び興味を持ち始め、本格的に学びたいと思うようになっていました。 自分が何をしたいのか、将来どのようになっていたいのか、今の仕事で良いのか。あれこれ悩む毎日でした。
鍼灸の世界へ
そのような時、ちょうど会社で早期退職者募集が行われたので、この時を逃してはいけないという思いで、さっさと手を上げたのでした。 会社を辞めた時期が春だったので、その年の鍼灸学校の入学試験は終わっており、1年待って鍼灸学校の入学試験を受けました。
当時の鍼灸学校は、入試のための予備校がある程、入学することが難しい状況でしたが、何とか入学することができました。
自分のむち打ち症が良くなった経験から、当初はマッサージができれば良いと思っていましたが、鍼灸を学ぶうちにすっかり魅了され、将来は鍼灸だけでやっていこうと決意しました。
平成18年4月、はり師、きゅう師、あん摩マッサージ指圧師の免許(国家資格)取得後、年齢のこともあってか修行生活というのがピンと来なくて、どこかへ入門するということもなく、すぐに訪問鍼灸マッサージの仕事を始めました。 私が初めて治療をした方は90歳、脳梗塞後遺症で左半身に軽い麻痺がある女性でした。
免許取得直後の拙い技術でしたが、全身倦怠感が取れた、便秘が解消したと、とても喜んでいただき、仕事を続けていく勇気を与えていただきました。 最初の頃は失敗もあり、良かれと思って行ったことが、やり過ぎとなって反って苦しませることもありました。
しかし、治療を重ねるうちに、継続して治療を行っていけば必ず変化が現れるということを皆さんから教わることができ、それを教訓に毎日治療に励んできました。
仕事を始めてから5年が経ち、それなりに結果を出せるようになり、自信もついてきた頃、関節リウマチの方との出逢いがありました。症状が現れている関節周辺に施術すると、どうしても鍼数が多くなり、結果として大きな負担をかけてしまいました。 その頃は治療法について、あれこれと迷っている時で、基本的に経絡治療を行っているつもりでしたが、自信が持てずに、あれこれ悩んでいました。
ちょうどそのような時に、鍼灸師会の勉強会に招かれた講師の話を聞いて、迷いを吹っ切ることができました。すぐにその講師が所属している東洋はり医学会に入会し、経絡治療を一から学び直すことにしたのです。 その結果、これまでなかなか変化が現れなかった慢性疾患を持つ方に、次々と変化が現れてきたのです。
ご本人も、もう決して治らないと諦めていた症状が改善し、身体が楽になった、歩ける様になった、リウマチ因子が正常値になった、糖尿病が安定してきたという声を頂くようになり、この仕事をしていて本当に良かったと実感しています。
もし、これからまた同じような挫折が起こったとしても、自分に「基本に戻って」と言い聞かせ、努力を惜しむことなく、皆さんの今ある症状を取るだけでなく、笑顔で自分らしい幸せな人生を実現できるお手伝いをしていきたいと思っています。