【鍼灸師が解説】低気圧でだるい・重いのはなぜ? 梅雨〜寒暖差疲労を和らげるツボとセルフお灸

こんにちは。

相模原市緑区橋本駅徒歩2分の鍼灸院、はりきゅうマザーステラの鈴木です。

「雨が降る前になると、なんだか体がだるい」 「梅雨に入ってから、頭が重くて気分も晴れない」 「気温の上がり下がりについていけず、いつも疲れている」

――もしそう感じているなら、それは気のせいでも、気合い不足でもありません

低気圧や寒暖差で体調がゆらぐのには、ちゃんとした理由があります。この記事では、相模原市緑区橋本の鍼灸院・はりきゅうマザーステラが、「なぜ低気圧でだるくなるのか」を自律神経と東洋医学の両面からやさしく解説し、ご自宅でできるツボ・セルフお灸までお伝えします。

低気圧でだるくなるのは「なぜ」? ― 体の中で起きていること

「天気が悪いと体調が悪い」。昔から言われてきたこの感覚には、れっきとした体のしくみが関係しています。

気圧の変化を、体は“耳の奥”で感じ取っている

自律神経は、体を活動させる「交感神経」と、休ませる「副交感神経」のバランスで、私たちの体を24時間調整しています。

気圧の変化がこのバランスを揺さぶると、副交感神経が優位になりすぎることがあります。すると

  • だるい、眠い、やる気が出ない
  • 頭が重い、ぼんやりする
  • 気分が落ち込む

といった「梅雨だる」の症状が現れます。怠けているのではなく、自律神経が天気に振り回されている状態なのです。

東洋医学では「湿(しつ)」が体に溜まると考える

ここからが、当院が大切にしている見方です。

東洋医学では、梅雨どきの不調を「湿(しつ)」というキーワードで説明します。湿とは、文字どおり“じめじめした余分な水分”のこと。

外の湿気が多くなると、体の中の水はけも悪くなり、余分な水分が溜まりやすくなります。これがちょうど、スポンジが水を吸って重くなるように、体を重だるくさせるのです。

  • 体が重い、むくむ
  • 頭が重い、めまいがする
  • 食欲がない、お腹が張る

これらはすべて、東洋医学でいう「湿」が悪さをしているサイン。だからこそ、対策は「体の水はけを良くしてあげること」が中心になります。

「寒暖差疲労」も同じ根っこ ― 自律神経の疲れ

梅雨は、雨で肌寒い日と、急に蒸し暑くなる日が交互にやってきます。この気温差が、もうひとつの不調――寒暖差疲労を生みます。

寒暖差疲労とは?

一日のうち、または日ごとの気温差がおおよそ7℃以上になると、体は体温を一定に保とうとしてフル回転します。この“調整”を担っているのも、やはり自律神経です。

気温差が大きい日が続くと、自律神経が休む間もなく働き続け、ヘトヘトに疲れてしまう。これが寒暖差疲労です。

低気圧不調と寒暖差疲労が“梅雨に重なる”理由

つまり梅雨は、

  • 気圧の変化で自律神経が揺さぶられ
  • 気温の変化でも自律神経が酷使され
  • さらに湿気で体に水が溜まる

という、三重苦が一度に押し寄せる季節。「梅雨はなんとなく毎年つらい」と感じるのは、当然のことなのです。

あなたはどのタイプ? 梅雨だる・気象病セルフチェック

まずは、ご自分の不調のタイプを知っておきましょう。当てはまるものにチェックを入れてみてください。

むくみ・重だるさ型

頭痛・めまい型

気分の落ち込み型

チェックした数:0

どのタイプにも共通しているのは「自律神経の乱れ」と「湿(しつ)の停滞」。次にご紹介するツボは、その両方にアプローチするものを選びました。

寒暖差疲労・低気圧のだるさに効くツボ5選

ご自宅でできるセルフケアとして、押す・温める(お灸)の両方で使えるツボを5つご紹介します。

ツボの位置は「ご自分の指の幅」を基準にすると分かりやすいです。指2本・3本…という目安で探してみてください。

① 内関(ないかん)― 自律神経・だるさ・吐き気に

手のひらを上に向け、手首の横じわから、ひじ側へ指3本分進んだところ。腕の内側の中央、2本のすじの間にあります。

自律神経を整える代表的なツボで、だるさ・吐き気・乗り物酔いにも使われます。デスクワークの合間にそっと押すのもおすすめです。

② 太衝(たいしょう)― 気の巡り・頭の重さ・イライラに

足の甲で、親指と人差し指の骨が合流する手前のくぼみ

「気」の流れを整えるツボで、頭の重さ、イライラ、寝つきの悪さに。梅雨で気分がモヤモヤするときに、ゆっくり押してみてください。

③ 豊隆(ほうりゅう)― 梅雨の“湿”・むくみ・重だるさに

膝下のくぼみと、外くるぶしの、ちょうど真ん中の高さ。すねの骨から指2本分 外側の、筋肉が盛り上がるあたり。

体に溜まった「湿」を抜いてくれる、梅雨にいちばん使いたいツボです。むくみ・重だるさが気になる方はここを重点的に。

④ 足三里(あしさんり)― 胃腸を整え、水はけを良くする

膝のお皿の外側の下のくぼみから、すねに沿って指4本分 下。すねの骨の外側、指1本分のところ。

胃腸の働きを助け、体の水はけを良くしてくれる万能のツボ。食欲がない、体力が落ちていると感じるときに。

⑤ 百会(ひゃくえ)― 頭の重さ・めまい・気分の落ち込みに

左右の耳の先を結んだ線と、顔の中心線が交わる頭のてっぺん。指で押すと、軽くへこむところです。

頭の重さ、ふわふわめまい、気分の落ち込みに。気持ちよい強さで、息を吐きながらゆっくり押しましょう。

セルフお灸のすすめ:これらのツボは、市販のお灸(せんねん灸など)で温めるのも効果的です。「湿」で冷えて滞った体は、じんわり温めることでめぐりが良くなります。熱さを感じたらすぐ外し、やけどに気をつけて。

ツボ押し以外の養生 ― 梅雨を軽やかに過ごすコツ

ツボと合わせて、毎日の暮らしの中でできることもお伝えします。

冷たいもの・水分のとり方

「湿」を溜めないために、冷たい飲み物・食べ物はほどほどに。胃腸(東洋医学では「脾」)が冷えると、水はけがさらに悪くなります。常温〜温かい飲み物を意識してみてください。

軽く汗をかく・湯船につかる

シャワーだけで済ませず、ぬるめの湯船にゆっくり。汗とともに余分な水分を出すことが、梅雨の体には大切です。軽いストレッチや散歩で、じんわり汗をかくのもおすすめ。

睡眠と、耳まわりのほぐし

自律神経を休めるには、やはり睡眠。寝る前のスマホを少し控えるだけでも変わります。気圧の変化に敏感な方は、耳を軽くつまんで上下・横に引っぱり、ぐるぐる回す耳のマッサージも試してみてください。内耳の血流を促します。

セルフケアでも続くだるさは、体からのサイン

ここまでのセルフケアで、多くの梅雨だるはやわらいでいきます。けれど――

  • 毎年、梅雨になると決まって寝込んでしまう
  • だるさが長引いて、家事や仕事に支障が出ている
  • いろいろ試したけれど、すっきりしない

そんなときは、体が「ひとりで抱えきれない」とサインを出しているのかもしれません。

はりきゅうマザーステラでは、「肩がこるから肩を診る」のではなく、「なぜ、その不調が今あなたに出ているのか」を、東洋医学的に体全体から診ていきます。低気圧のだるさひとつとっても、その方の体質・季節・生活によって、整えるべきポイントは変わるからです。

ひとり治療院なので、毎回わたし(鈴木)が、あなたの体とじっくり向き合います。流れ作業にはしません。

もし「一度ちゃんと診てもらいたい」と感じたときは、いつでもこちらからご予約いただけます。

▶ ご予約はこちら:https://answer.daiyak.co.jp/sas/reserve/gyC0oxBW8a/

よくある質問(FAQ)

低気圧のだるさは、何日くらい続きますか?
A.多くは天気が回復すると数日でやわらぎますが、梅雨どきは低気圧が次々に来るため、長引いて感じやすくなります。セルフケアでも改善しない場合は、自律神経の疲れが蓄積しているサインかもしれません。

寒暖差疲労と、ただの疲れの違いは?
A.寒暖差疲労は「気温差の大きい日」に強く出るのが特徴です。涼しい日と暑い日が交互にくる時期に、だるさ・肩こり・冷えのぼせなどが出やすいなら、寒暖差疲労が疑われます。

ツボ押しとお灸、どちらが効きますか?
A.どちらも有効です。手軽さならツボ押し、冷えや「湿」による重だるさにはお灸(温める)がおすすめ。両方を組み合わせると、より効果的です。

病院に行くなら何科ですか?
A.はっきりした原因が分からないだるさは、まず内科で相談を。検査で異常がないのに不調が続く場合は、自律神経を整えるアプローチ(鍼灸など)が選択肢になります。

まとめ

低気圧や寒暖差でだるくなるのは、

  • 内耳のセンサーと自律神経が天気に揺さぶられるから
  • 東洋医学でいう「湿」が体に溜まって重くなるから

原因が分かれば、対処はできます。今日ご紹介したツボとセルフお灸、暮らしの養生を、できるところから試してみてください。

梅雨を、少しでも軽やかに過ごせますように。

当院では初診の施術料金を設定していますので、気軽に鍼灸治療をお試しいただけます。

詳細は下のリンクからご覧下さい。

相模原市橋本駅徒歩2分の鍼灸院「はりきゅうマザーステラ」

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※本記事は健康情報の提供を目的としたものです。症状が重い場合・長引く場合は医療機関にご相談ください。